社会人の学び直し(リスキリング)入門|教育訓練給付金の仕組みと、分野別オンラインスクールの選び方
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この記事のポイント
- 雇用保険の加入期間などの条件を満たすと、指定講座の受講料の一部が教育訓練給付金として戻る
- 給付率は講座の種類によって20%〜最大80%。対象講座は厚生労働省の検索システムで確認できる
- スクール選びは「目的(転職・副業・社内での活用)」「学び方」「サポート」「総額」で比べる
まず知っておきたい「教育訓練給付金」
教育訓練給付金は、働く人の主体的な能力開発を支援するための雇用保険の制度です。厚生労働大臣が指定した講座を受講・修了すると、受講料の一部が支給されます。
| 種類 | 給付率・上限(基本) | 追加の給付 |
|---|---|---|
| 専門実践教育訓練 | 受講費用の50%(年間上限40万円) | 資格取得等のうえ就職などで70%(年間上限56万円)。さらに賃金が5%以上上がると80%(年間上限64万円) |
| 特定一般教育訓練 | 受講費用の40%(上限20万円) | 資格取得等のうえ就職などで50%(上限25万円) |
| 一般教育訓練 | 受講費用の20%(上限10万円) | ― |
追加給付(70%・80%、特定一般の50%)は、令和6年10月1日以降に受講を開始した人が対象です(ハローワークインターネットサービスの案内による)。
主な条件
- 雇用保険の被保険者期間:はじめて給付を受ける場合、専門実践は2年以上、特定一般・一般は1年以上(それ以外は3年以上)
- 離職している場合は、離職後1年以内に受講を開始していることなど
- 専門実践・特定一般は、受講前にハローワークで「訓練前キャリアコンサルティング」を受け、受講開始日の2週間前までに手続きが必要
対象講座かどうかは、厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムで調べられます。スクールの同じ分野でも、講座ごとに対象かどうかが異なる点に注意しましょう。
オンラインスクールを選ぶ4つのポイント
- 目的:転職したいのか、副業で案件を受けたいのか、今の仕事に活かしたいのか
- 学び方:動画中心か、少人数の講義か、実務に近い課題があるか
- サポート:質問できる環境、メンター、転職支援の有無
- 総額と制度:受講料の総額、分割払い、返金保証、給付金の対象かどうか
分野別のオンラインスクール
以下は各スクールの公式サイトの記載(2026年10月時点)をもとにまとめたものです。料金・内容・給付金の対象かどうかは変わることがあるため、申し込む前に公式サイトと検索システムでご確認ください。
Web広告・Webマーケティング:デジプロ(株式会社Hagakure)
- Google・Yahoo!・Meta・Xなどの広告運用、SEO、GA4によるアクセス解析などを学べる
- 期間は4か月。最初の8週間が講義、その後は実際のクライアント案件を担当する実務研修という構成
- オンライン(少人数・マンツーマン)と通学から選べ、Slackで質問できる
- 未経験からの転職、副業・フリーランスを考える人などが対象とされています
データサイエンス・AI:スタアカ
- DX、統計学、機械学習、SQL、LLMなど、データサイエンス分野の30以上のコースがある動画学習サービス
- データサイエンティスト検定、統計検定、G検定、E資格などに役立つカリキュラムがあるとされています
- 全コース受け放題のプランのほか、メンターとの1on1があるプランも選べる。フォーラムで質問できる
インフラエンジニア:ササエル(アシストアップ株式会社)
- インフラエンジニアの育成に特化したオンラインスクール。初級コースはIT業界未経験者向けの基礎知識
- 中級・上級コースでは1人1台の仮想サーバー(Windows VPS)を操作しながら学ぶ
- 動画学習が基本で、現役インフラエンジニアのメンターに質問できる。講座ごとの価格設定
Webデザイン・映像・CG:デジハリ・オンラインスクール(デジタルハリウッド)
- Webデザイン、3DCG・映像、グラフィックデザイン、Webマーケティング、プログラミングなど幅広い講座がある
- 映像教材で学ぶ形式で、教務スタッフによる受講サポートがあるとされています
- 一部の講座は助成金の対象と案内されています(対象講座は公式サイトで確認)
学び直しを副業につなげるなら
身につけたスキルで副業を始める場合、所得によっては確定申告が必要になります。受講料が副業の経費になるかどうかも含めて、副業の20万円ルールや副業の経費になるもの・ならないものをあわせて確認しておきましょう。
まとめ
- 条件を満たせば、教育訓練給付金で受講料の20%〜最大80%が戻る
- 給付金の対象かどうかは講座ごとに検索システムで確認する
- スクールは目的・学び方・サポート・総額で比べる
参考にした情報
- ハローワークインターネットサービス 教育訓練給付制度
- 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム
- デジプロ、スタアカ、ササエル、デジハリ・オンラインスクールの各公式サイト


